


「昔は現像が必要でした・・・」
開業当時はレントゲンフィルムに撮影して、一般のフィルムカメラ同じように現像処理を行っておりました。
冬場などは現像液が暖まるまでに時間がかかってしまい、私の無駄話を長々と聞かされた経験のある方もいらっしゃると思います。
「コンピュータ処理により画質を調節できます。」
画像を見やすいように調節できますので、写りが悪いのもう一度撮り直しましょう、なんてことがあまりなくなります。
精度の良い画像で、診断の精度を上げていくことができます。


「臓器の断面を体に傷をつけることなく観察できる機器」
超音波エコー検査はCTやMRIと違って骨などの硬いものの中身や、肺などの空気があるところは観察できません。
しかし、おなかの中身や、心臓などの観察にはとても便利なツールです。よほど大暴れでもしない限り、麻酔などの必要はありません。動画が見られること、液体の流れが速さが測定できるところは重宝しております。
当院では聴診器を当てるように頻繁に超音波検査を実施して、診断精度をあげる努力をしています。


「血液中の細胞(赤血球や白血球)の数を数える機器」
血液の中の細胞を自動計測する装置です。
体中の酸素を運搬する赤血球、細菌などの感染により増加する免疫を司る白血球、そして出血を押さえる時に必要な血小板の数を測定します。
以前(開業当時)は顕微鏡を覗きながら数を数えたものです。
今はこれ無しでは仕事になりません。
しかし今でも顕微鏡を覗くこともあります。
それは明らかに数値がおかしいときです。
器械だけに頼らず、自分の目で確認することが大事な時もあるのです。


「内臓の異常を見つけ出す」
糖尿病、腎臓、肝臓などの内臓の病気を見つける装置です。
よく我々も健康診断を受けたときに検査結果の書かれた紙をもらいますが、それに記載されているものと同じ内容です。
動物も人間と同じような項目、例えば血糖値、クレアチニン、GOT、ALP、γ-GTPなどの検査を行います。
院内で行うことができるので、その場で検査結果に基づく治療がすばやく行えます。